学園日記

おはよう!

2014年04月19日|この記事のリンク

4月から男子棟勤務になりました。3月までの1年半、主として幼児棟でケアワーカーをしていたため、男子棟の小中学生・高校生の男の子たちとは、一人二人の例外はあるとはいえ、ほとんど言葉を交わしたことがありませんでした。そこで食事の時間に食事ごとに座るテーブルを変え、子どもたちと一緒に食事をとることにしました。席につくと簡単に自己紹介して、子どもにも名前を尋ねたりします。そうするうちにひとりの中学校の先生のことを思い出しました。以前スクールカウンセラーとして勤務した中学校の生徒指導担当の先生が話してくれたことです。荒れていたその中学校に異動でやって来た先生は、生徒たちがあいさつしないことを残念に思い、毎朝校門の傍らに立って登校してくる数百人の全校生徒ひとりひとりに「おはよう」と挨拶することにしました。はじめはあいさつに答える生徒は一人もおらず、二、三ヶ月たってぽつりぽつりと挨拶に答える生徒が現れ、半年たってほぼ生徒全員があいさつに応えてくれるようになったとのことです。私がお会いした時はこの生徒指導担当の先生はその中学校に来て10年以上たち生徒のみならず教職員からの信頼も篤い生徒指導のベテランでしたが、この先生が「生徒指導」を生徒への朝のあいさつから始めたことについて改めて考えさせられました。
<小林>

職員
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