学園日記

倫理綱領

2013年05月03日|この記事のリンク

「倫理綱領」冒頭に「様々な事情により保護者と離れて施設で生活するすべてのこども」という表記があるが、半年学園に勤めて日々接している子どもの言動と子どもが施設で生活するに至る「様々な事情」の関係について愚案をめぐらせてきました。例えば「様々な事情」として父母の顔を知らず、生まれてから父母と生活をともにした経験が皆無といっていい子どもについて、20代半ばまで両親と生活をともにし50歳を過ぎるまで両親が生きており、両親の死後も彼らについてあれこれ想いをめぐらすことのできる(ということは「普通」の人である)私には、その子が自分自身や世界をどのように経験しているのか、気がついてみたらそこにいる学園についてどう感じているのか等々についてほとんど想像することができません。そのことに驚きます。

<小林>

職員
が書きました
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