学園日記

社会心理学の研究

2013年04月25日|この記事のリンク

社会心理学の研究によれば、悪いことをすると罰を受けるという実験的に作られた事態を観察した子どもは自身が悪いことをしなくなるのではなく、悪いことをした他の子どもを見た場合、その子に「罰」を与えるようになるという。幼児棟である日次のようなことを見聞した。A男がB男を叩いたので、その理由を問うと、他児が皆玩具の後片付けをしているのにB一人が後片付けをしないからだとのこと。悪いことをすれば罰を受けるという教育により子どもは悪いことをしなくなるのではなく、悪いことをした他の子を罰することを学習するという研究結果と一致したのであった。

<小林>

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