自立
当直明けの早朝、配膳をしているとこの時間によく顔を合わせる子どもの声が、ガランとした食堂に響きました。「なぜ学校に行くのかわからなくなった」この子はかなり遠くの学校に通学しているとのことで、日が短い季節にはまだ真っ暗な早朝、制服姿で一人で食堂で朝食をとっているのをよく見かけますが、私に「先生朝早くから大変だね、私はここに住んでいるけど、先生は他から通ってくるんでしょ」などとねぎらいの言葉をかけてくれることもあります。その子が、ふと「なぜ学校に行くのかわからなくなった」という言葉を発したのです。子どもは言葉を継いで言いました。「進学するために、今の学校に通っているんだけど、なんで進学するんだろ」問いは必ずしも私に向けられたものではなかったのですが、思わず私は答えました。「これまでは他の子どもが学校に行っているから、とか大人から学校に行くように言われたからと自分に言い聞かせて学校に通っていたかもしれないけど、これからは自分で考えなければならないね」と。3月は終焉の季節であり、新たな出立を間近に控える時節でもあります。ここに、一人の子どもが自立への新たな一歩を踏み出そうとしているのだと感じ、こころを動かされました。
<小林>
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卒業式前夜
明日は中学校の卒業式。ある男の子がお世話になった学校の先生にと手作りチョコを作ったとのことで、夜には、一人一人の先生にメッセージを遅くまで書いていました。その姿を見るといつもやんちゃしている姿からは想像できませんが可愛らしいなーと思い心の中で「今までの思いを頑張って書いてね」とその男の子にエールを送りたくなりました。明日は卒業式。良い思い出となりますように!!
<藤崎き>
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春
だんだんと春らしくなってきた感じがします。花もたくさん咲はじめました。子ども達もなんとなくそわそわしています。ひとつひとついい思い出になるように職員一同頑張っています。子どもの方から、先生こうするんやでと教えられると、なんか春風のような優しさで疲れが吹っ飛びます。
<藤本路>
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巣立ち
今月末、僕が担当してきた子どもが岸和田学園を巣立っていきます。子どもが一人減ってしまう事はこれからも応援したいという前向きな想いを抱くと同時に、やはり寂しい想いもあります。それが長い間担当してきた子どもともなればその想いはとても大きいです。残り僅かな期間ですが担当としてその子の中に一つでも楽しい思い出が増える様、そして前向きな気持ちで巣立つ事の出来る様精一杯関わっていきたいと思います。
<矢野>
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壁面飾り
男子棟のみんなのお部屋に壁面飾りをしました。職員さんがおもしろいシールを見つけてきてくれました。子ども達が背の高さをはかって楽しんでいます。シンプルだったお部屋がにぎやかな雰囲気になりました。
<間>
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